2022/04/13

 10時半に起きる。晴れ。歌舞伎みたいなものの裏方をやる夢。うねうねと曲がるロビーをすごい速さでかけぬける先輩につづいて楽屋に入ったら、先輩は机に地図をひろげ、なぜか戦争の参謀みたいなことがはじまった。ハーヴェーの開戦はどうする? みたいなこといわれてそうですねえ、とかえしていたら、左にいた男がなぜか私の犬歯を全力で押して折ろうとしてきた。おう、いいよ折ってみろよ、と気勢をあげたところで目が覚めた。その前に神社らしきところにもいっていたが覚えていない。わけわからん。
 ガンディー『獄中からの手紙』を読む。ブラフマチャリヤ=純潔・禁欲・浄行について。

 世のすべての女性が、姉妹であり、母であり、娘であると考えること、そのこと自体、ただちに男性を高貴にし、〔性の〕鎖を断ち切ることになります。(ガンディー『獄中からの手紙』,岩波文庫,p26)

 不盗について。

 わたしたちは、かならずしも自分のほんとうの必要量に気づいてはいない、そこで、たいていの人は自分の必要量を不当に水増しし、知らないあいだに自分を盗人に仕立てているのです。(同前p41)

 パンのための労働について。

 肉体労働をしない者に、どうして食べる権利があるでしょうか。聖書にも「おまえは額に汗を流してパンを得るべし」とあります。百万長者も日がな一日ベッドでごろごろしていて、食事の世話までやかれていると、そんな生活を長くは続けられなくなり、やがては嫌気がさすことでしょう。そこで、百万長者は運動をして腹をすかせ、自分の食べ物ぐらいは自分で摂って食べることになります。(略)この労働はほんとうは、農業だけを指すことになります。しかし、ともあれ、目下のところは、だれもかれもが農業にたずさわるわけにはまいりません。そこで土地を耕す代わりに、糸を紡ぎ、機を織り、あるいは大工仕事や鍛冶職に従事することも許されますが、いずれにせよ、つねに農業を理想とみなさなければなりません。(同前p63~64)

 ガンディーがいまの世界をみたら、いろいろドン引きだろう。それにしても、マルキシストにせよヒンドゥー教徒にせよ、夢想家のユートピア像はどれも似通っているような気がする。

 夜、筋トレをする。瞑想三十分。